入門編がつまらないのはリスクがないからだ

入門編は概してつまらない。
リスクがないからだ。

「釣り入門」とか「エクセル超入門」「クラッシック初級編」などと色んな本が書店には並んでいる。
本だけでなく、初級○○講座というのも盛況だ。「初級ヒップホップダンス」「初級中国茶」「初級介護編」・・・。
初級では、きっと物事の基本を学ぶのだろうから、大事なことは大事だ。
しかし、つまらない。
何か「これでいいでしょ」と言われたような気がしてくるのだ。
もちろん、物事を学ぶにあたって素晴らしい初級編の本には出会ってきた。全てがつまらないというわけではないが、大抵はつまらない。
たぶんに、初級はここまでという線引きは難しいのだ。どこまでが初級かは、本を書く人や教える人によって違うからだ。
例えば、わたしがつまらないと感じた初級編の本は、プログラミングの本だったが、サンプルと称して絶対に使わないような計算や処理をコンピュータにさせるものが沢山掲載されていた。本に「サンプルなんだから、これでいいでしょ」と言われた気がした。
実践的でないと安全に進むことができるが、面白みもない。

何か得ようとして、何も捨てずに向かっていくようなお腹いっぱいの人生というのは、ドキドキしないんじゃないだろうか。

「これやってみて下さい。友だちは無くしますが、大金が手に入りますよ」とか、「こうすると、お店の人から嫌われますが、安く商品を手に入れることができます」などと本に書いてあったり、教えてくれる人がいるとドキドキすると思う。

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