【写真/2013年10月6日 F1種のほうれん草のタネを試しに採ってみた】
現在出回っている種は、ほとんどがF1種と呼ばれ一世代だけの種なのだそうだ。そのF1種から出来た野菜の種を次の年に畑に蒔いても育ちはバラバラとなり、同じ品質のものができるわけではないらしい。
F1種の利点は工場で作られた製品のように、どの野菜も均一の大きさで同じように育つのだ。
昔からある固定種と呼ばれるタネはそれに比べて、育ちはばらばらだ。しかし、野菜本来の味で美味しく、その土地に次第にあった野菜の種となっていく。
そんな内容のことを「タネが危ない」という本で読んだ。
出回っているタネでは、二世代目には、使えないものなのだそうだ。不思議に思ったわたしは、F1種からできた二世代目のタネを蒔いてどんなほうれん草ができるのかあえて試してみようと思った。
(ダメ!と言われるとあえてやってみたくなりますよね)
昨年蒔いて収穫したF1種のほうれん草をタネを採る為に一本だけ残しておいた。
そろそろほうれん草のタネを蒔く時期なので、F1種の一世代目(通常売っているタネ)とF1種二世代目(F1種一世代目からできたタネ)を同時に畑に蒔いて試してみることにした。
どうなるか楽しみだ。一ヶ月後にまたレポートしようと思う。
著者の野口 勲さんは、漫画家手塚治虫氏の編集者というユニークな経歴をもつ。我が国で唯一、固定種タネを扱う専門店を営んでいる。
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野口のタネ
http://noguchiseed.com/
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