世界中の子と友達になれる

「世界中の子と友達になれる」という絵画を見たことがあります。
私の大好きな画です。
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タイトルがいいです。
「そんなの無理だよ。」とツッコミを入れたくなるタイトルです。
実際に作者の松井冬子さんは子供の頃は世界中の子と友達になれる、と思っていたそうです。
大人になるにつれてそれが不可能であることに気づき…となったと先日の朝日新聞に書いてありました。
藤の花の蔭から一人の少女が覗き見をしています。その向こうは見えません。たぶん、少女の見ている方には、沢山の友達が遊んでいて、少女は皆と友達になりたいと思っている。
そんな感じの画です。
私は最初に見た時、タイトルと画の内容に違和感を覚えました。
どうも気になったのでもう一度画の前に立ったのです。
じっと見ていたら、なんと藤の花だと思って見ていた部分は何百ものスズメバチの大群でした。
すごく怖い思いをしました。
美術館でゾッとしたのは、これが初めてです。
今、横浜美術館でこの画を見ることができるようです。
死ぬ前にもう一度見てみたいです。

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