レビュー:Amazon Kindle Paperwhite 3G

アマゾンの<Kindle Paperwhite 3G>のレビューである。
本投稿は、最初アマゾンのサイトに投稿しようと思った。
しかし、アマゾンの書評など読んでいるとどうも出版社の人が個人を装って書いているものも多く、どう考えても詐欺まがいの本でも評価が☆5つなどあって信憑性がない。
だからこちらに書く。


わたしは、新しいもの好きなのでアマゾンのKindle Paperwhiteが発売された翌日に注文した。
人気らしく、まだ一ヶ月ほど待ちらしい。わたしは12月9日に届いた。
実際に電子書籍<Kindle本>を購入し使ってみた感想。
まずは、広告に騙されないようにという意味から。
<3G接続無料―月額費用や煩雑な契約は不要で、3G接続が無料(日本国内のみ)>
 これは確か。実際に260ページほどの文庫本を購入してみた。
 購入ボタンを押してから10秒ほどですぐにKindle Paperwhiteにダウンロードされ、読めるようになった。
 もちろんWifiのほうがアマゾンの書店検索も快適だが、3Gでも十分実用的。携帯が使える範囲で使えるとなるとかなりの場所で本を買ってすぐに読める環境が実現する。
 わたしはこの点が一番気に入った。
<スクリーン全体を照らす独自技術の内蔵ライトで、どんな場所でも最高の読書体験を>
<212 ppi (1インチあたりのピクセル数)という電子書籍リーダーで最高クラスの画素数で、これまでにないきめ細やかな表示を実現>
<高コントラストによる、際立つテキスト>

 そこまでの感動はない。
 わたしのKindle Paperwhiteは、気にならない程度の青みがかった感じが部分的にある。だからくっきりはっきりとまではいかない。
 くっきり感では、iPadの方が上だろう。
<太陽の下でも日差しが反射せず、テキストと画像がくっきりと見やすいディスプレイ>
 太陽の下でも確かに読みやすかった。ライトの調整が自動だとさらによい。手動なのが難点。
<自由に選べる、高解像のスクリーン用に調整された2種類のフォントと8種類の文字サイズ>
 ある意味フォントは明朝体とゴシック体の2種類からしか選べない。
 文字サイズは8種類から選べるが、妥当なところだろう。
 他に行間の余白やディスプレイまわりの余白を調整できる。
<ライトをつけても8週間使える超長寿命バッテリー>
 これは、Wifi接続して本などを検索していると無理だろう。
 本を読むだけなら、機内モードに常にしておけば何週間も電池が持つと思われる。
 まだ8週間使っていないのでこの点は使ってから。
<1000冊以上を手の中に – お気に入りの本をいつでも持ち運べます>
 コミックは別。Kindle Paperwhiteは文字の本専用で使うという割り切りでいいと思う。
<Amazonで購入されたコンテンツは無料でクラウドに保存されるので、何度でもダウンロード可能>
 Googole Playと同じ考え方です。
<内蔵のWi-Fiを使って、60秒で素早く本をダウンロード(コミックなど一部を除く)>
 文字の本は確かに速いです。
<リーディングタイム機能が読書スピードを計算し、本を読み終わるまでにかかる時間をお知らせ>
 読んでいる最中に端末ディスプレイの上部をタッチすると表示される。
 せかせかしてしまうので、表示しない設定もあると良い。
<『光圀伝』、『ツナグ』、『テルマエ ロマエ』シリーズなどベストセラーをはじめとした豊富な品揃え>
 上記の本は購入出来るが、まだ豊富ではない。(2012年12月時点)
 出版社が偏っている。
<本から目を離すことなく、素早く意味を調べられる国語辞書や英和辞書を搭載>
 辞書を搭載してあるのは、便利。しかし、単語をタッチするさい分かりにくくまだ使えるレベルではない。
良い点:
・iPadやNexus7、スマートフォンよりは読みやすい
・Eインクは目に優しい(iPadほどくっきり感はないが、読んでいて違和感がない)
・すぐに本が買える(基本的にアマゾンの1-Click仕様)
・読んだ履歴がクラウド上で管理されているので他の端末(iPhone等)で続き読みできる
悪い点:
・ページをめくる際に、画面の書き換えが発生し、時おり画面が暗転(白黒反転)して切り替わる
・片手にもったとき、もうちょっと軽ければいいなという感じ
・市販のカバーを装着すると重くなると思われる
・思った程くっきりではない(アマゾンのサイトの宣伝ほどではないという意味)
改善して欲しい所:
・電源スイッチの位置。(端末の下にあり、押しにくい。マグネットカバーで使うのが前提のようだ)
・電源Off時の画面を自分で設定できるようにして欲しい。
 (ランダムで変な画像に切り替わる<鉛筆の画><へんな文字の画>とか)
・重さ。(できれば今の半分ぐらい)
総評:
・現時点では、本を読む電子書籍端末として悪くはない
・Kindle Paperwhiteでコミックを読むのはやめた方が良い(文字より画面書き換えでの暗転が激しいため)
・本をすぐに買って読む事ができるという点でかなりアマゾンとの連携がとれており便利である

カバーを購入してつけようかと思ったが、単体でも軽いとは言えないため辞めた。
アマゾンが販売しているカバーは表紙がマグネット式で電源が切れると書いてある。
ためしに家の冷蔵庫についていた磁石をKindleのディスプレイ枠にくっつけると電源Offに切り替わった。
自分で軽いカバーを作ってみようかと思う。

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