サッカーW杯で感動する私とスマホでゲーム実況動画を見る息子は基本的に同じだった

なぜ息子はゲーム実況動画ばかり見ているのだろうと常々疑問に思っていた。
子供がゲームやスマホばかりやっている事に対するわたしのスタンスは、「スマホばかりいじってないで勉強しなさい！」という基本的な親の態度だった。

ところがたまたま息子と会話して気づいてしまったのだ。
わたしがサッカーW杯をテレビで見て熱狂するように、息子もApex Regends（オンラインゲーム）の世界大会をネット中継で見て感動していることに。

サッカーの下手なわたしでも、W杯に出場しているチームや選手がどれだけ凄いかわかる。
時には選手のプレイに感動すらおぼえることもある。
あんなに上手にプレイできたらなあ、というあこがれのような気持ちもあるかもしれない。

息子はふだんFPSと呼ばれるゲームをプレイすることがある。
マシンガンなどの武器を使い、本人視点でフィールド上を動き回りミッションをクリアしていくコンピュータゲームだ。オンライン上でチームでプレイすることもある。
その世界大会がちょうど開催されていて、日本人のチームも出場しているらしい。

世界大会に出場するレベルになるとやはりゲームのプロだ。
わたしが世界のサッカー選手の人間離れした技に感動するように、息子もゲームをプレイする選手達のの技に感動しているに違いない。

サッカーW杯とオンラインゲームの世界大会。
一見共通項はなさそうだが、どちらにも共通するのは、プレイしているのが人間ということだ。

結局、人は人に対して感動を覚えるということだ。
どちらも見過ぎると睡眠不足になることもなぜか共通している。