その質問、日本語でも答えられないよ

アイキャッチ未登録画像 そういう気持ち

先日わたしが受験した外国語の試験問題に次のようなものがあった。

あなたは会社の新入社員を募集する立場です。
あなたは面接者に対してどんな能力や経験を求めますか?そして、その理由は?

これを2分間にまとめて話すのだ。しかもわたしの母語である日本語以外の言葉で。

わたしの答えは「あー」とか「うー」とかで終わってしまい、失敗に終わった。

その帰り道、わたしの頭に思い浮かんだのは、

「あんな問題!日本語でも答えられないよ!」

だった。

普段出来ていない事柄は、いざという時も出来ない。
習慣になっていない事を、突然やろうとしても出来るようにはならない。あたりまえの話である。
習慣とは、普段から空気を吸うように当たり前のようにやっている事を指すはずだ。習慣になっている事は、力まずとも出来るのだ。だから先ほどの質問で言うなら、わたしは普段から、一つの課題に対して自分の意見を整理して簡潔に人に伝える、という事をしてこなかったのだろう。(あるいは避けてきたかのどちらかだ)

もしわたしが昨日の試験回答を突然すらすらと答えられたなら、それは漫画か小説の世界の話である。
人は能力以上の事は出来ないし、その能力は習慣から生まれてくる
悲しいかな現実とは習慣によって変化する生き物だ。

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