さよなら人類

アイキャッチ未登録画像 そういう気持ち

最近読んだ「スマホ脳」という本に書いてあったが、1万年前の人類の脳と現代人の脳は、その機能においてほとんど違いはないなのだそうだ。
1万年前の人類は木の実を見つけたら、食べたいだけ食べた。次いつ食べられるか分からないから。生存のための危機意識からくる脳の機能だったらしい。その当時から脳はほとんど変化していない。だから、現代人も食べ物を見るとどんどん食べてしまう。でも1万年前と違うのは、現代人は次の食べ物もほぼ確実に得ることが出来る。そんなわけで肥満や糖尿病が世界各国で増えてきた、とのことである。現代の生活習慣病は、ただの脳の機能が原因だったのだ。

わたしは大昔に比べて人類は進歩したと勘違いしていた。燃料も木から石炭、化石燃料、太陽光と変化した。通信技術も発達して、世界中の人とネットでやり取りできる。でも脳の機能は、食べ物をめぐって、人間同士が争った1万年前とちっとも変っていないのだそう。であるなら、人類も結局は獣として生きていくしかないのだと思う。

さよなら人類。

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