いつも学生に伝えている言葉は、実は自分自身に伝えているんじゃないかと思う

わたしは授業中に授業とは関係のないことを学生に言ってポカンとされることがある。

「時々自分が出来そうもない大きなことに挑戦しようとして失敗ばかり繰り返す人がいるんですよ。まず最初は、自分が出来そうな小さなことや簡単なことから始めた方がいいです。そうしたちっちゃな成功を繰り返していくと次第に大きなものが作れるようになるので。人は自分に対しては過大な期待を持っているものですよ。自分の作ろうとしているものが、自分の能力と極端にかけ離れてしまっていることに気づかないで挫折してしまうんです。すべてが中途半端に終わってしまう人がいます。あんなこといいな!できたらいいな!が肥大化してしまって何をしていいか手に付かなくなってしまうと大切なものを見失いがちになります」

よくよく考えてみると、時々わたしが学生に対して放つ言葉は結局のところ自分自身に伝えていたのだった。

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