小学校の時に国語の授業でよく暗記があった。平家物語などはその筆頭だろう。
その頃は意味が分からず暗記をしただけだったが、最近たまたま平家物語の冒頭部分を見かけた。
『祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり』
今更わたしごとき凡人が言うのもなんだが、格調高い文章だ。
大人になって「諸行無常」の意味を知ったからではあるけれど。
ところで平家物語の筆者は、鐘の音を聞いて、諸行無常を感じていたのだから恐れ入る。
なんかかっこいいじゃないか、などと感心していたら、冒頭部分の次に来る「沙羅双樹の花の色…」などと記憶が蘇ってきた。
確か小学校の時は、「…ひとえに風の前の塵に同じ」の一節までを暗記した。
ここまでの平家物語の意味を理解しながら読んでみて気がついた。
平家物語はきっと人類に対する預言書か何かなんじゃないだろうか。
「おごれる人も久しからず」の「おごれる人」って平家じゃなくて我々ですよね。
ねえ、平家物語の筆者さん!
参考
平家物語 祇園精舎 - Wikibooks
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