言語という宇宙

わたしは言語というものが不思議でならない。
日本人なので、日本語で話している。なぜなら、生まれた時からわたしの周りの人たちは日本語を話していたから。わたしも当たり前のように日本語を使うようになった。

世界に目を向けると島国の日本とは違い、陸続きの国々が多く存在する。
陸続きの国々の人たちは、同じ言語を使っているかというとそうではない。ヨーロッパには、フランス語、スペイン語、ポーランド語、ドイツ語、英語等々、多くの言語が存在している。
なぜ違う言語を話すのか。わたしの知識では、あまりにも浅すぎて答えがでない。それでも戦争がその国の言語を奪ってきた事実は知っている。

翻訳するという行為にも限界があると聞いた。
日本語でふだん使っている言葉でも、他の国の言語では言い表すことが出来ない言葉がある。
「もったいない」などは、世界でも「Mottainai」として認知されている。「言葉」というより、その言葉の持つ精神が理解できない場合があるのだ。
同じ日本でも本州から遠く離れた島国でも同じ日本語が通じるのはなぜなんだろう。言葉と国境とは、一致するんだろうか。
いくら考えてもわたしの小さな脳みそでは答えが出ない。
夜空の星がそうであるように、言語もまたわたしにとっては宇宙そのものである。

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