本の感想:ワンダー

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面白かった本(小説)

世界中のだれもが、一生に一度はスタンディング・オベーションを受けるべきだ。
だって人は必ずこの世に打ち勝つんだから。

R・J・パラシオ著 『ワンダー』より

ワンダー
R・J・パラシオ(著)
中井はるの(訳)

主人公の顔を見たほとんどの人は、彼から顔をそらす。
クラスメイトからは、ゾンビや化け物などと言われている。

主人公のオーガスト(通称:オギー)は、先天的な病気により醜い顔に生まれついたふつうの男の子だ。本人は、できるなら当たり障りのない顔になりたいと思っている。

オギーは、生まれてから手術や療養の連続で、まともに学校に行く機会がなかった。
それまでは、学校がわりに親が勉強を教えていた。しかし本人の成長を考えた両親は、そんな主人公を学校へと通わせるように仕向ける…

ふつうの子がふつうに学校に通うのも大変だ。学校は、毎日が戦いだから。
見た目にハンデがあるオギーはなおさら大変だろうと容易に想像がつく。

物語はオギーの章から始まる。オギーから見た世界が一人称で語られる。
別の章ではオギーの章で登場したお姉さん、クラスメイト、オギーを取り巻く人たちがそれぞれ一人称で語っていく。

人生が大変なのは、顔が醜いオギーだけではないことが明らかになっていく。
誰もが何かと戦っているのだ。

わたしは読み終えた時、何人かの気になるクラスメイトたちの一人称の章も覗いてみたいと思った。
例えばいじめっこのジュリアン。
物語でジュリアンは、終始オギーをいじめる意地悪な役として登場するが、彼も彼なりに何かと戦っていたのではないかと思うからだ。

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