時計のない部屋

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わたしの家には時計のない部屋がある。
正確にいうと時計はあるが、止まっている。
2011年の3月11日、震災が起きた時刻からその部屋の時計は止まったままだからだ。
2012-07-11 at 18.05.54
【写真/2012年3月11日14時49分53秒 人類の進歩と調和】


この時を忘れまいとして震災の時に落ちて壊れたものや、止まってしまった時計をそのままにして飾っている人は多いと思う。
わたしもその一人だ。
思わぬ良い効果があった。
止まってしまった時計をみることは少なくなったが、わたしの場合、かわりに新しい時計を置くことなく、その部屋を使うようになったため、時計のない部屋というものが家にできた。
時計のない部屋には本やパソコンが置いてある。
何かものごとに集中するとき時計はじゃまなものだ。
「もうこんな時間か」などと思考の妨げになる。
時計がないと社会生活を営む上では不便極まりないのだが、本を読んでいたり何か考え事をしていたりするときは時計がない方が、快適なものだと時計のない部屋を使ってみて思った。
しばられるものがなくなった感覚だ。(そのかわり妻には怒られることが時々ある)
この快適さになれてしまった以上、これからもこの部屋に時計を置くことはないだろう。
人の体内時計は25時間だと聞いたことがある。わたしたちが生活の基準にしている時間は24時間。
余分な1時間はどこへ行くのかと思う。

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