成功のための失敗

アイキャッチ未登録画像 そういう気持ち

これは20年ほど先生という立場で学生と接してきて感じたことです。

自立」という言葉を辞書で引くと「他のものの力や支配をうけず、それ自身の力で物事を行ってゆくこと。」とあります。教育の目標の一つだと思います。
結婚する、勉強する、仕事をする、遊ぶ、習い事をする、人生には色々あります。その心は「今よりも幸せになりたいから」だと思います。今のままで満足であるならば、何も人生に変化をおこすことはないからです。

自分の人生なので、自分で考えて行動をおこすことは当たり前のことなのですが、日本でもなかなか自立できない人が増えてきました。人生の先輩である親や先生が子供のすべき事を先回りして行ってしまう。あるいは本人に任せると遅々として進まないから、本人にさせない。こんなことが増えてきました。
失敗から子は育つと思います。
子どものすべきことを親や教師がやってしまうと、自立した子は育ちません。時には本人に任せることも必要です。
ただし、急に今日から「やりなさい!」と言っても本人は手も足もでません。

大人はその目的をはっきりと示してあげること、自ら本人の目の前で実践してみることが大切だと思います。親が本人の目の前でしたことは、たとえ失敗したとしても、それは教育にとって成功です。

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