児童書のおすすめ本60選

夢はどこから

夢はどこから

子供の頃、寝る瞬間はいつか?ということを知りたかった。
夜布団に入ってから「自分はいつ寝るんだ。いつ寝るんだ」と頭の中で繰り返し唱えながら寝たことがある。結果、わたしは寝入ってしまった。(笑)
起きる瞬間は意識があるので「ここだ!」となんとなく分かるが、寝る瞬間は意識が飛んでしまうので、起きる時のように「ここだ!」とはならないのだ。したがって毎晩の事ではあるが、自分がいつ寝たのかちっとも分からない。寝る瞬間に意識が戻ってしまうと、寝ることが出来ない。不思議なのは、その寝入ってしまった後に見る夢だ。ここではまた意識が復活する。昨日夢を見たんだよ、などと人に話すことが出来るのだからしっかりした意識である。

人は毎晩夢を見るが、見た夢を憶えていない時の方が多い、とどこかの偉い博士が言っていた。更に夢を見るという行為は、人間が記憶を整理するためであるとも言っていた。人の記憶は、整理しておく必要がある訳だ。そう考えると人の記憶は、どこかパソコンに保存したデータのようだとも思う。とりあえず保存(記憶)しておいただけだと、後で取り出す(思い出す)時に不便が生じる。パソコンに保存したデータも整理整頓しておくに越したことは無い。コンピュータも人の作った機械だけにどこか人間じみた所がある

寝る瞬間は、パソコンに例えるなら再起動かシャットダウンを選択した瞬間だろうか。
その程度の事を考えることは出来ても、かつて子供だった頃に抱いた「寝る瞬間はいつか?」という疑問に大人のわたしはいまだ答える事が出来ない。
記憶の整理を「夢」という行為に置き換えて処理する人の脳は不思議な存在だ。同じ夢を続けて見ることがあるのは、記憶の整理に時間が掛かっている証拠だろうか。記憶を整理する必要が無くなった時、人は死を迎えることになるのか。興味は尽きない。

宇宙を一つの記憶装置として考えてみた。
一体どんな夢を見るのだろう。

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