何回も読みたくなる本とは

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アイキャッチ未登録画像 日記

今まで生きてきた中で、一番繰り返し読んだ本はなんだろうか?
こんな疑問が浮かんだ。
真っ先に思いついた本は、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」だった。
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【写真/2012年4月29日 塩と黒胡椒だけで美味しいもの】


「銀河鉄道の夜」を読みたいと思う気分のときは、友達や家族がいてもどこか寂しい気分の時だった。
夏目漱石の「こころ」も何度か読んだ。
高校生時代の教科書に「こころ」の一部が載っていた。
わたしが釘付けになったのは「戦争で死んでしまうのと、戦争で生き長らえて、死にたいと考えて生きているのとでは、いったいどちらが辛いことだろうか」といった部分だった。
その箇所を何度も読んだ。
高校時代は、友達も少なくSF小説や新聞ばかり読んでいた。端から見れば寂しい人間に見えたに違いない。
ほとんどまわりの人間と口を聞いていなかったと思う。おかげで沢山の本を読むことができた。
今のわたしの燃料になっていることは確かだ。

サンテグジュベリの「星の王子さま」もこの頃に読んだ。
この本を子供の絵本だと思っている人も多いらしく、初めて入社した会社の新人研修の中で「感動した本を紹介する」という指示があったときにこの本を紹介したら笑われた。
つまらない大人になってしまっているなぁ、皆は、と思った。
プロイスラーの書いた「大泥棒ホッツェンプロッツ」も何度か読んだ。
話しの筋は忘れたが、大泥棒のホッツェンプロッツをめぐる喜劇で物語の展開に引き込まれて一気に読んだ記憶がある。
話しの途中途中に出てくる食べ物がおいしそうで、プラムケーキにソーセージにザワークラウト(キャベツの酢づけ)は読んだあと食べたくなった。
大人になってから思い出して、ソーセージとザワークラウトを食べてみたが美味しかった。
ザワークラウトはなんてソーセージ合うんだと思って食べた。
食べたあとにこの本はドイツで書かれたのだと知った。
同じ本でも時間をおいてから読むと違う印象を持つ。
本に印字された文章が変わるはずはないため、自分のおかれている環境や心の状況が変わっていると考えるのが正しい。
小学生の頃に読んだ漫画を今になって読むと、なんてつまらないものに夢中になっていたのだ自分は、と感じることがある。
実際に今現在夢中になっているものも時が経てば、つまらないものに変わる可能性もあるし、そうでないものもある。
人生は儚いし、どこか頼りない。

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