今のわたしに出来ること

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以前、NTTのコマーシャルで、

言えなかった言葉たちは、どうしていますか。

というキャッチコピーを聞いたことがある。
Japanese calligraphy
【写真/2010年9月16日 茨城県那珂市レストランキャロッツの奥の部屋】


テレビや新聞でのキャチコピーの中には、10年以上も前のものでも記憶に残るものがある。
わたしは時々この言葉を思い出す。
余程印象に残る言葉だったらしい。
「言えなかった言葉たち」と言葉を擬人化している。
言葉が人間のように何処かで何かして生活している訳でもないが、この言葉には自分の中に押し込んでしまった言葉たちが「今」はどんな意味を持って自分の中に存在しているのかといった趣がある。
相手に対して結局言うことが出来なかった言葉は沢山ある。
わたしは教師をしているので、なおさらだ。
このタイミングでこの言葉を使おうと準備した授業でも、教室の雰囲気を考えてやはり辞めておこうとなることはよくある。
相手の顔を見たら言えなくなってしまった言葉も多い。
今はこの世にはいなくなってしまったので、言えなくなった言葉もあると思う。
口にだせばすぐに言うことが出来る言葉も、相手と自分との状況や関係においては意味を持たなくなることがある。
言えなかった言葉たちは、どうしていますか。
このキャッチコピーを思い出すたび、「そんな言葉たちはどうしているのか?」といった問いを自らに続けてきたように思う。
生きているうちに、日の暮れぬうちに言うべき言葉があると思う。

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