書き順に自身がある方は、ぜひ世界の「世」書いてみて下さい。
「皮」などの漢字も多くの人が書き順を間違えていると思いますよ。
【写真／2012年3月21日 愛用の三省堂 新小辞林】
わたしは、よく仕事中に辞書を引きます。
「辞書を引く」という行為自体が、じつは好きかもしれません。
「意味を知りたいから」、「漢字がわからないから」だけの理由ではない気がします。
今日も世界の「世」という字を引きました。
字がわからないからではなく、書き順を知るためです。漢和辞書で引きました。
最近であれば、電子辞書やインターネット、携帯電話で「調べる」となるのでしょう。
わたしは時間がかかったとしても、なるべく辞書で引くようにしています。
携帯電話や電子辞書などにたよってしまうと、どうしても「検索」の域をでない感じがします。
確かに早いのですが。
本来「調べる」という行為は時間がかかるものです。やはり辞書を引くに限ります。
ページをめくるという行為も気持ちのいいものです。
だから、わたしは仕事が遅いのかもしれません。
ところで、世界の「世」を引いた理由は、小学生の息子の宿題に漢字の書き順があって、息子の答えとわたしの答えでは違うものだったからです。
息子の答えが正解でした。
辞書で確認をしたわけです。
わたしは、小学校を卒業してから30年近くも間違った書き順を続けていたことになります。
世界の「世」の書き順を間違っていたせいで、これまでの人生困ることはありませんでした。
もしかすると、人生が困らないにせよ、長い期間まちがって覚えていたり、習慣づけしたりしていることも多々あるのだろうなぁ、と思いました。
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