上村愛子という人

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フルマラソンを2時間台で走ることも人間業とは思えないが、スキーの「モーグル」もまた人間業とは思えない。
わたしは冬季五輪の中では、モーグルがとりわけ好きだ。急斜面に大きなこぶの雪面。あんな危険な場所をなぜあんなにスムーズに滑り降りてこれるのだろうか?

モーグル競技はこぶの斜面を滑り降りるだけでなく、途中にジャンプ台があり、空中で一回転したり、体をひねりながら落ちてきたりと「エア」なる大技まで決めるのだ。

ソチオリンピック女子モーグルでの上村愛子の滑りには心動かされるものがあった。
わたしは翌日の新聞で、彼女が女子モーグルに出場した選手の中で最年長であることを知った。
決勝に残っただけでも凄いこと。
決勝の一番手で滑り降りるというのはどんな気持ちなのだろう。
わたしは彼女が高校生で出場した長野五輪から彼女の五輪でのモーグルを見てきたので、今回ソチ五輪での決勝の滑りは、彼女の生涯最高の滑りであったことがよく分かる。そして決勝に残った6人の中で彼女は一番上手にそして最も速くコースを滑り降りた。

18歳からオリンピックに出場して、34歳の今も現役で決勝。
常にメダル争いにいる彼女について「すごい人。尊敬します」という夫皆川賢太郎氏の言葉が新聞に紹介されていた。

彼女のソチ五輪は4位に終わった。
「達成感マックスです!」とさわやかに笑った彼女に、この日わたしは勇気をもらった。

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