ハリー・ヌマクラ著「〜楽園の達人がガイドする〜バリ島完全移住」を読んで、楽園の住人にはなれないと感じた

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楽園の達人がガイドするバリ島完全移住
ハリー・ヌマクラ(著)
読んだ感想としては、この本の「題名」と「書いてある内容」は別物だということ。
「完全移住」ではなく、「完全に内容が間違ってます」ということだ。
楽園の達人がガイドするバリ島完全移住 (ミスター・パートナー’s BOOK)


この本の出版社は、ミスター・パートナーという海外で暮らす本を多数出版している会社だ。
ある意味「あこがれ」の部分を取り扱った会社と言える。
でも、嘘はいけないと思う。小学生でもわかる事だ。

著者のハリー・ヌマクラ氏が書いていることは、間違ってはいないと思う。
バリ島での暮らしのいい部分だけでなく、悪い部分も書いているからだ。

そして、実際に移住する為に必要なことが細かくかいてある。
わたしは、バリ島にいったこともないので、とくに移住をしようと考えているわけではない。
ではなぜこの本を読んだかと言うと、実際に海外で生活していくにはどんな準備が必要かを知りたかったからだ。
そしてこの本はそれに答えてくれていると思う。
不動産の契約、ビラ(住居)の建て方、車、電話、インターネット環境、水、電気などのインフラ事情、使用人の雇い方、お金の運用、病院のかかり方、現地の人の考え方や風習…ほとんど全ての項目が網羅されている。
そして自分自身が体験したエピソードも交えてあり想像しやすい。
ただ一点気になることがある。
最初に指摘した題名と本の内容の不一致だ。

例えば、

「入院するような病気にかかったときは、完治後、日本で精密検査をしたほうがいい。」
「毎日、外食というわけにはいかない。自宅で家庭料理を作るとなると、日本食材を求めなければならない。」

とある。
「完全移住」という本の題名からは、ほど遠い考え方だ。
わたしは、移住というのは、その国に骨を埋めることだと思う。
病気が心配で日本に帰国するのであれば、最初からバリまで行かないほうがいいと思う。
自分さえ良ければという考えが見え隠れする。
食事にしてもそうだ。
時々、日本の食事が食べたくなるときもあるとは思う。
しかし、日本の食材だけを使って海外で食事をするのであれば、これもバリまでいってすることではない。
自宅で現地の食材を使って現地の料理を作るという哲学もなしで移住するのは、どう考えてもその国に対し失礼だ。
気候については、

「バリでは、昼間は紫外線(UV)が相当強く、外にでないほうが賢明である。」

とある。
これは、著者が良かれと思い伝えていることなので、批判はしない。
気候が日本と違うためだ。
ただ、わたしは、気持ちよく昼間外にでることが出来る国の方がいいなぁと思ってしまった。
最後にこの本の表紙の写真について一言。
海に沈む夕日を背景に緑豊かな田園が広がっている。
とても綺麗な風景だ。楽園である。
海をのぞけば、わたしが住んでいる日本の田舎にそっくりだと思う。
やはりもう一言。
本の題名と内容は一致させて欲しいと思う。
題名から推測できないのであれば、題名などは必要ない。
日本とバリ、どちらがいいのだろうか。
思い出す本がある。
メーテルリンクの「青い鳥」で、チルチルとミチルの兄妹は「幸せの青い鳥」を探しに冒険の旅に出かける。
二人が、色々と探しまわったあげく見つけた「幸せの青い鳥」はもとの家にいたのだった。

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