鬼ごっご

長崎瞬哉(詩人)

鬼ごっこ

『鬼ごっこ』/長崎瞬哉 また鬼になってしまった。 ヒロシは少しうんざりしていた。昼休みのほんの数十分とはいえ鬼ごっこの鬼になってしまったのだった。ヒロシはどちらかと言えば友達づき合いの悪い方ではない。当然、クラスメイトに鬼ごっこしようと言わ...