長崎瞬哉(詩人)

俳句:抜け殻

セミ殻や 今は昔と 秋の風
長崎瞬哉(詩人)

俳句:蝉

大空を 飛んでさいごに クモの巣か
長崎瞬哉(詩人)

俳句:雨かな?

雨かな?と見上げた空を蝉がゆく 長崎瞬哉
長崎瞬哉(詩人)

俳句:川音

川音に交じりて涼し蝉の声 長崎瞬哉
長崎瞬哉(詩人)

俳句:8月15日

サイレンに 目を閉じて入る 蝉の声
長崎瞬哉(詩人)

俳句:地上

なぜ鳴くの 蝉は地上が いやだから 長崎瞬哉
そういう気持ち

おまえのじいさんだったかもしれないからな

昨年のお盆に実家に帰省したときのこと。 子供たちや親戚と近所の神社で毎年行われる盆踊りに出かけた。神社に着いて間もなく、わたしの服に蝉が止まった。その蝉は、盆踊りの間ずっとわたしの服に止まったままジージーと鳴いている。実家に歩いて帰るまでの...
長崎瞬哉(詩人)

俳句:時

あの時と 今とを結ぶ 蝉の声 長崎瞬哉/原爆投下から69年
長崎瞬哉(詩人)

俳句:蝉

あの蝉も 7年前は 土ん中 長崎瞬哉
長崎瞬哉(詩人)

自由律句:泰平

【写真/2013年7月20日午後6時14分 夏の花】 脳が奏でし、蝉の声 木の葉が触れし、夏の息