短歌

長崎瞬哉(詩人)

短歌:先進国

対岸の火事と思へば安心し目の前に来て手遅れと知る長崎瞬哉
長崎瞬哉(詩人)

短歌:声

童らの声絶えて久しく なりぬれど雲雀(ひばり)世に問ふ歌は響かん長崎瞬哉
長崎瞬哉(詩人)

短歌:負けるが勝ち

ことわざに負けるが勝ちとあるけれどたまには負けずに勝ってみたいよ長崎瞬哉
長崎瞬哉(詩人)

暴風に耐える草木を見た夜は

目をとじて聞け天の歌声長崎瞬哉
長崎瞬哉(詩人)

短歌:雨

平成に終わりを告げし天皇の自らの意思国に降りゆく長崎瞬哉
長崎瞬哉(詩人)

短歌:お家へ帰ろう

残業をしても給料変わらないだったら帰ろう家庭円満長崎瞬哉
ゆこ

短歌:はんぶんこ

はんぶんこ三人いるからさんぶんこどれが大きい?どれが小さい?ゆこ
長崎瞬哉(詩人)

短歌:お掃除

心にもほこりが溜まることもある
長崎瞬哉(詩人)

短歌:時間切れ

「そこまで!」と試験の終わり 告げる声
長崎瞬哉(詩人)

短歌:母の日

店先のカーネーションを買おうかと