長崎瞬哉(詩人)

俳句:地球

人いない 海山きれい やっとわかった 長崎瞬哉
日記

海と婆さん

たぶんその時、その婆さんを見ていたのは世界でわたしだけだったと思う。 わたしは営業の仕事で海の近くに来ていた。 昼休み、わたしは防波堤の近くに車を停め、今朝こしらえたおにぎりを食べた後、海をぼーっと眺めていた。 昼休みをとっていたのだ。けっ...
長崎瞬哉(詩人)

自由律句:未来

都会の雑踏で 道に迷っておろおろしている老夫婦を見て かわいそうだと思ったのは 私の未来 子どもに期待するより 自分に期待せよ あなたたち 大海の水を 柄杓一つで かき出してゐるわが人生 長崎瞬哉