星新一

面白かった本(小説)

本の感想:ボッコちゃん

カラッとした文体とは裏腹に星新一の作品は、バッドエンドが多い。 しかし、時折り交じる人類への希望みたいな作品がわたしは好きだ。
面白かった本(小説)

星新一:『処刑』の感想

2020年に読んでの感想 『処刑』は、この記事を書いている2020年からすると60年ほど前の作品になるのだが、現代でも違和感なく読めるというのも星新一の凄さだろう。 舞台は地球が青い星として見えるぐらいの距離にある赤い星。地球では、文明が進...
言葉

2020年6月のメモ

現代とは不老長寿の薬と、不安感を高める薬とを、いっしょにして飲まされたようなものだ。 星新一『殉教』より 以前、倉本聰さんがおっしゃってたんです。ある日、ファックスが壊れて、かつてのように郵便局まで現行を出しに行った。そこで道端のねこじゃら...
面白かった本(その他)

本の感想:異次元篇 次元を駈ける恋/潮の匂い

ライトノベル風パッケージの絵柄と読んでみた時の中身とのギャップに驚いた。 本書は2019年に初版が発行されていたので、わたしはてっきり最近のライトノベルで人気の異世界シリーズのような短編集を予想していたのだが、見事に裏切られた。本書は、初期...
面白かった本(その他)

本の感想:ショートショートの花束9

ショートショートの花束9 阿刀田 高・編 本書の装丁は、一見わたしが高校時代によく読んだ星新一や阿刀田高の単行本を彷彿させる。 本書は、「小説現代」のショートショート・コンテスト入賞作品を60編集めた単行本の中の1冊である。 60作品とも全...