長崎瞬哉(詩人) ショートショート「草とり」 「ほら、手を休めない」 ちょっとミミズ見ていただけなのに。もう。 梅雨の合い間の晴れた日、秋子は父と庭の草とりをしていた。 2023.03.10 長崎瞬哉(詩人)
長崎瞬哉(詩人) ショートショート『ノストラダムスは眠らない』 現実は時々予想外の事が起きて面白くもある。 しかし、頭の中で巡らす大小様々な妄想ほどには面白くもないと悟ったのは、1999年の7の月が何事もなく過ぎた少しあとだった 2021.09.27 長崎瞬哉(詩人)
長崎瞬哉(詩人) 超能力シスター 「超能力者っているのかなあ」妹が俺に聞いてきた。 「いるんじゃない」 俺はめんどくさそうに答える。 「やっぱいるんだ……。それ、わたしかなあ?」 たまに妹は突拍子もないことを言う。 「なんでさ?」 2021.07.02 長崎瞬哉(詩人)