インターネット

長崎瞬哉(詩人)

川柳:ネットワーク

つながりて窮屈となるネットかな
そういう気持ち

足を使わない検索

わたしはパソコンのマウスの移動距離よりも歩いていないのではないだろうか?
そういう気持ち

脳と脳

ネットが使えない状況となった時、わたしたちは行動や生活が制限されるところまで来てしまった。
そういう気持ち

思想を持たない宗教

本当にそれを自分がクリックしたのか、プログラムによりクリックするよう仕向けられたのか。インターネットを使うのは自分。誰の指図も受けない。わたしが主人公。本当だろうか?
そういう気持ち

インターネットは刺激が強すぎるので

キャッチーな言葉で巧みに引き寄せられて、気がつけば次から次へと刺激的な記事や動画を求めてネットの海を一人さまよっている。気づけば夜更けである。
長崎瞬哉(詩人)

川柳:わたしの時間

考える時間与えぬオンライン長崎瞬哉
そういう気持ち

これからは無力感から人生を取り戻す時代

今の時代(日本は今日から元号が令和へと変わったが)どうしても無力感が先に立つ。インターネットの発達によって自分に出来ることが何も見つからないと感じている人は多いのではないだろうか。10年前と比べて歓迎すべき点わたしは普段プログラミングの授業...
そういう気持ち

インターネットに無いもの

インターネットに一つだけ載っていない事柄がある。それは、「わたしたちはいかに生きるべきか」という事だ。他人の生き方はネット上に星の数あれど、自分の生き方はどこにも書いてない。
そういう気持ち

歩かなくなった猿

現代人は歩かなくなった。わたしのような田舎に住んでいても世界中の情報がインターネットを使えば手に入るのだ。音楽やニュース、動画、どこの誰だかわからない人がさっき食べた物までたちどころに検索できる。いや、検索しなくてもあなたへのオススメとして...
そういう気持ち

身体も道具だ

つくづくインターネットは便利な道具だと思う。しかし、わたしはインターネットに、どこかしら違和感を覚えるのだ。