俳句

長崎瞬哉(詩人)

俳句:桜

満開を夢みて眠るつぼみかな長崎瞬哉
長崎瞬哉(詩人)

俳句:世界の子

明日は来る信じて眠れ世界の子らよ長崎瞬哉
長崎瞬哉(詩人)

俳句:蝶

舞い上がる蝶にも見えし枯れ葉かな長崎瞬哉
日記

俳句:しろ

白だって色じゃないかと思うとき長崎瞬哉
長崎瞬哉(詩人)

俳句:重力

重力を感じてみるかジャンプする長崎瞬哉
長崎瞬哉(詩人)

俳句:向こう岸

対岸の火事密やかにしのび寄る長崎瞬哉
長崎瞬哉(詩人)

俳句:初春

新春に今年の暮れを想う夜長崎瞬哉
長崎瞬哉(詩人)

俳句:冬の雨

雪を待つ青菜冷たし冬の雨長崎瞬哉
そういう気持ち

現代の罪

俳句のちょっとしたニュアンスは、日本で生まれ育った人にしか伝わらないのではないか。芭蕉の『夏草や 兵どもが 夢の跡』のような句に出会うと、日本人に生まれて良かったと素直に思えてしまう。わたしは俳句が好きだ。
長崎瞬哉(詩人)

俳句:箱根

ロープウェー一緒にゆられる人生さ