面白かった本(小説)

本の感想:永遠のとなり/白石一文

永遠のとなり白石一文(著)「人生も絵とおんなじぞ。上手に描けん、飽きた、つまらん、そげんこと言うて途中でやめるとが一番つまらんと。描き上げた絵は、時間が経ってから見直したら、どれもみんな味があるし、そんときは思いもせんかったようないろんな思...
日記

四年に一度

「四年に一度」を目指して毎日を生きている人がいるということだ。四年に一度の祭典、ロンドン五輪が始まった。わたしが中学生のとき米ロサンゼルス五輪があり、夏休みは宿題そっちのけでテレビにかじりついていた。体操の森末慎二や柔道の山下泰裕の金メダル...
そういう気持ち

電子書籍の明るい未来

日本では紙の本が1000年以上昔に作られていたという。わたしが持っている本で一番古い本は、昭和45年に発行された『我が輩は猫である』で、40年以上も昔の本になる。長きにわたり、情報を世に知らしめるという目的からすれば、紙の本はその目的を達成...
好きなもの

人生は『タイミング』

昔ブラックビスケッツというお笑い番組で企画されたユニット(ビビアンスーとウッチャンナンチャンの南原清隆、キャイ〜ンの天野ひろゆきの3人のメンバー)があった。ブラックビスケッツには『タイミング』というヒット曲がある。「ズレた間のワルさも〜それ...
児童書のおすすめ本

本の感想:ドラッグから立ち直った著者の本ーほんとうの「ドラッグ」

Ⅲ章冒頭より引用みなさんは悪魔というものがこの世に存在すると思いますか?もしもこの世に悪魔がいるとしたら、その名前はきっとドラッグというにちがいないと、ぼくは思っています。児童書であるが、大人も読んで正しい知識をつけたいと思う本だ。ほんとう...
長崎瞬哉(詩人)

詩:今(いま)

【写真/2012年7月25日 午後2時16分 阿形金剛像/大山寺】
そういう気持ち

知らないと気づかないで通りすぎる

知識について:百合の花の香りを知識として持っていたとしても百合の花の香りはわからないし、もしそれが目の前にあったとしても気づかない。夏目漱石の短編小説に『夢十夜』というものがある。『坊ちゃん』や『こころ』などとは雰囲気が異なるこの短編は、「...
日記

どちらか一方に集中すると、もう片方がだめになる

雑草を人の生き方にとらえて「雑草のように生きていけ」ということがある。雑草は梅雨から夏場にかけては力強い。作物や花よりも雑草のほうが成長するので、わたしの住んでいる田舎では、この時期草取りがかかせない。少し草の先を刈っただけではすぐに復活す...
そういう気持ち

本の読み方

本の読み方が最近変わった。同時に数冊の本を平行して読むようになった。若いころ20代30代では、わたしは一冊の本を読むまでは、次の本を読むことはあまりしなかったように思う。自分の中では、その本に悪い気がしてあまり面白いと思わなくても最後まで読...
そういう気持ち

人はいつ大人になるのか

「ある日突然、子どもを卒業して大人になるわけじゃない。今の君の生き方が大人の君をつくるんだ」『いじめを見ている君へ』と題した朝日新聞の連載記事に載った舞踏家田中泯(みん)さんの言葉だ。