好きなもの

未確認物体を畑で発見

触手のようなものが散見され生物の死体にも見える。
長崎瞬哉(詩人)

ショートショート:スーパーの店員生島隆志の話

『スーパーの店員生島隆志の話』/長崎 瞬哉  ムカデのように連なったショッピングカートをへいこらと押しながら「あと30分かぁ」と誰に言うでもなく生島隆志は溜息交じりにつぶやいた。もう20分もすれば、スーパーツルハシの店内からは、蛍の光が流れ...
好きなもの

ドウゾコチラノ椅子ニオ掛ケクダサイ

ドウゾコチラノ椅子ニオ掛ケクダサイ アリガトウ! アア、イイ椅子ダ! さて、ここで問題 この椅子はいくつの球体で構成されているかな? 答え 64個ちなみにこの椅子(?)は、64個の緑の球体型の強力磁石で作ったもの。この手のおもちゃは「立体パ...
長崎瞬哉(詩人)

俳句:夏休み

宿題を 忘れて涼し 夏は来ぬ 長崎瞬哉
そういう気持ち

「夏は来ぬ」の意味

わたしはずっと「夏は来ぬ」の意味は「夏が来ない」という意味だとばかり思っていた。
そういう気持ち

自分という不思議な存在

わたしは学生時代から社会科、とりわけ歴史が好きでは無かった。実は今も歴史はあまり好きではない。 理由は単純で、歴史に書かれている事は書いた人の主観が入っているので、事実がそのままではないこと。 もう一つは、歴史に書かれなかった事実の方にこそ...
言葉

2019年7月のメモ2

AIやロボットは「人間社会で」役立つように作られる必要があります。 「役に立つとは何か」を知っているのは、人間だけです。 AI VS. 教科書が読めない子どもたち/新井紀子(著) より
面白かった本(小説)

本の感想:蹴りたい背中

蹴りたい背中 綿矢りさ(著) これは当時19歳だった著者だからこそ書けた小説ではないかと思う。 冒頭の一節から思春期の女性特有のとがった言葉が突き刺さる。物分かりの良い大人からすれば見てはいけないものを見ている感覚に陥るのではないだろうか。...
そういう気持ち

ダンゴムシも大きくすれば王蟲 (おーむ)になる

宮崎駿の映画『ナウシカ』には、巨大な王蟲 (おーむ)と呼ばれる生物が登場する。わたしは初めて王蟲を見た時、ダンゴムシも巨大化すれば神々しくなるなあ、と思ってしまった。 ダンゴムシも大きくすれば王蟲になるように、身の回りの動植物や昆虫など、ち...
そういう気持ち

美味しいものを食べた時に思うこと

たまに外食をして、その料理が凄く美味しいものだった時、「ああ、美味しかったなあ」と感動する反面、「ああ、お父さんとお母さんにも食べさせてあげたかったなあ」と思うことがある。 家族でどこか旅行して綺麗な景色を見たときもそうだ。 「来て良かった...