M5Stack:マイク入力などハード的におかしいと思った時の確認方法

IT知識

M5Stack Core2でAIスタックチャンを作ってみたが、何度スタックチャンに問いかけても「初音ミク」のことしか返ってこない。

どうもM5Stackのマイク入力に不具合があるとなぜか「初音ミク」に関して質問した扱いになってしまうようだ。以下に記述がある。

参考

AIスタックチャンのトラブルシューティング手順 - stack-chan
AIスタックチャンの最新バージョン(2024/8/19現在) M5BurnerのAIスタックチャンの最新バージョンは、t_mac116 さんが公開されているものが最新です。(robo8080さんのAIスタックチャン0.0.8は事情があり更新...

M5Stackのマイク入力などハード的におかしいと思った時の確認方法は以下の通りです。

M5Stackのハード的な不具合のチェック方法

M5Burnerというソフトを使って、工場出荷状態のアプリFactoryTestを再インストールすれば確認できる。(というか購入した時に最初に確認した方が良いと思われる)

写真はM5Stack Core2用の「Core2FactoryTest」の画面(使っているM5Stackの種別により左側メニューから切り替える)

M5Stack本体とPCとをUSBケーブルでつなぎ、M5BurnerでFactoryTestを選択しダウンロードする。
ダウンロード後にBurnボタンを押すとインストールされる。(ある程度時間が掛かる)

マイク入力やMPUチェックが不具合の場合のイメージ

FactoryTestは起動時にハードチェックを行う。(本体にマイクロSDカードも入れておくと読み取りチェックをしてくれるのでついでにマイクロSDカードもセットしておくと良いかも!)

FactoryTestが正常に起動した場合、以下の画面が表示される。

正常な場合の画面です

起動時にもし、

I2C IMU6886 Find failed Touch to Skip

IMU Check failed Touch to Skip

なるメッセージが表示されたらマイクや録音機能含め加速度センサー等が使えないと考えてよい。

この場合は、Touch to Skipと表示されているので、タッチして強制的にアプリを起動させる。

強制的にFactoryTestを起動した場合の注目点は以下の赤枠の部分の2箇所!

ちなみに正常時はこのように表示されます。

つまり

  • MPU6886の部分に立方体が表示されていない。
  • M5Stack本体に何か話しかけたとき、SOUND FFTの枠に音の大小が表示されない。

となっている場合、ハード的にエラーというわけです。

IMU6886は6軸IMUといって、加速度、角速度を測るセンサーのようなのですが、M5Stack Core2の場合、裏面のCore2印字されている取り外し可能な基板部分にマイクも一緒についているためこのように一緒の不具合となってしまうようです。

わたしのM5Stackの場合、裏面のCore2基板を指で少し押さえながら起動するとIMU Failedのエラーは出なくなりましたが、ちょっと指を離すとすぐにIMUが認識しなくなりました

というわけで、わたしの場合、最終的に購入したショップに上記症状を伝え、無事商品交換となりました。
もしこの記事のような症状があれば、購入したショップに問い合わせてみると良いかもしれません。

コメント

タイトルとURLをコピーしました