iPhone5と中国

AppleのiPhone5が発売されてからというもの、iPhone5が欲しいとか、機能がどうだとかの話を見聞きする。
わたしの持っているiPhone4の裏面には、
Designed by Apple in California Assembled in China
と刻印されている。
『カリフォルニア州でアップル社がデザインして、中国で組み立てた』
という意味だ。


iPhoneも中国という国がなければ成り立たない製品だということを示している。
賃金に対する仕事の質において中国をこえる国はないのだろうと思う。
iPhoneに限らずあらゆる分野の製品で中国製は目立つ。
中国が世界の工場と言われて久しい。
製品を生み出す一方、人々は不満をかかえて暮らしている面もあるのではないか。
新聞やニュースでは、尖閣諸島問題で中国国内での暴動が日々報道されている。
わたしは尖閣諸島問題での中国国内の暴動をみるにつけ、あれが全てではないだろうなと考えてしまう。
それくらい新聞の一面記事はあてにならない。
中国国民の一部には、暴動し略奪することをよく思っていない人たちもいるのではないかと考えてしまうのだ。
尖閣諸島の問題を機に普段くすぶっている民衆の気持ちが表面にでてきたと考えてみると、略奪については納得がいく。
同じ中国人のものを奪っているからだ。日本車を破壊したりも同様だ。中国人が乗っている日本車である。
インターネットでニュースが瞬時に手に入るようになったが、本当のところは分からない。
現地に足を運んでちょっと見てきただけでも分からない気がする。
わたしは毎日「Made in China」を使っている。
これだけの品質のものを作る国民が、もし同じ暴動し略奪をする人々であるとするなら、そこには歴史というものを紐解かなければ理解できない深い溝があるような気がする。
各マスコミの似たような報道を見て、いきおい中国人は民度が低いと言ってしまうことは簡単だ。
しかし、そんな加工された報道だけを見て判断してしまう行為こそ、民度が低いことを胸に叩き込まなければならない。

コメント

タイトルとURLをコピーしました