長崎瞬哉(詩人)

長崎瞬哉(詩人)

短歌:田舎

行き交うは 軽トラ たぬき 介護カー サイレン鳴れば みんな出てくる
長崎瞬哉(詩人)

川柳:いいね!

そのいいね! AIだったら むなしかろ
長崎瞬哉(詩人)

俳句:長月

一歩二歩 巨人の気分 飛蝗(ばった)舞う
長崎瞬哉(詩人)

詩:地球

回転木馬がまわるのは 大人おとながスイッチ押したから ぼくら小人こびとはあつまって まあるい地球をまわすのさ
長崎瞬哉(詩人)

俳句:夏

あめんぼと 泳ぎし夏の 雲遥か
長崎瞬哉(詩人)

続・夢十夜/第八夜『用事』

こんな夢をみた。 真っ暗な夜だ。 墓参りから実家に帰る途中の道をわたしは歩いている。
長崎瞬哉(詩人)

俳句:かげろう

玄関を 開けて蜻蛉 横切った
長崎瞬哉(詩人)

俳句:ひと夏

道端に 落ちてた標本 オニヤンマ
長崎瞬哉(詩人)

川柳:町長選

お騒がせ しますと昼寝の 選挙カー
長崎瞬哉(詩人)

川柳:一駅

一駅で 一首浮かべば いい気分