1989年の天安門事件と日本

そういう気持ち

今日は1989年に中国の首都北京の天安門広場に民主化を求めて集まった人たちに対して、中国共産党が武力で弾圧し多数の死傷者を出したいわゆる「天安門事件」から32年経つのだと各ニュースメディアが伝えていた。

天安門事件は、中国では「情報統制」され、中国政府からはタブー視されているともニュースは伝えていた。ここ数日は、警察が厳戒態勢を敷き香港などでは民主派団体から逮捕者も出ている、との事。

中国でこの事件は、「無かった事」になっているらしい。

記事冒頭の画像は、中国の検索エンジン「百度」(バイドゥ)で天安門事件を検索したときの結果だ。
(ちなみに事件が1989年6月4日だったことから「六四天安門事件」と中国では呼ばれているらしい)

すいません。”六四天安門事件”に関する情報が見つかりませんでした…

と表示されている。

試しに頭の「六四」をとって「天安門事件」で検索したら関連する記事が沢山表示された。しかし、天安門で過去に起きた全く違う事件ばかりが表示されたのだ。
完璧なまでの情報統制だ。
「恐いなあ」と思いつつも、どこか対岸の火事みたいに他人事のように感じていたわたし。

はて?
現在の日本でこれと全く同じ事が起きていないという保証はどこにあるのだろう?
見えない冷気を浴びたような気がした。

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