人はそれぞれに専門性をもって生活している。
例えばわたしなら「パソコンが欲しいんだけど、どんな機種がいいかな?」と聞かれたら、すぐ自信を持って答えることができる。(でもこれは専門性とは呼べない。ただのパソコンおたくだ)
「ズボンの丈直して」とか「火のおこしかた教えて?」「歌ってどうやったら上手になるの?」などと言われると何も手出しできない。全く自信が無いからだ。
当たり前だが、日々興味を持っていることや、身についているものは他人に自信を持って教えたり手伝ったりすることが出来る。あるいは長いこと同じ仕事をしていて、いつの間にか専門性が身についていた、という場合もあるだろう。いつも思うのだが、他人のそうした専門性はわたしにとっては脅威だ。
今日も妻がズボンの丈をさっと直しているのを見て、「どうやったらそんな専門技術が身に着けられるのだ?!」と驚愕したところだ。しかし、妻の答えはこうだった。
「家庭科でやったじゃん」
コメント