徳川家康の遺言に
「天下は一人の天下にあらず、天下は天下の天下なり」
という言葉がある。
器が大きいことを感じさせてくれる言葉でもある。
日本で言えば家康みたいに、世界各国でもその国を治める以前に活躍した人物が大勢いたはずだ。よくよく考えてみると、現代よりも小さい範囲の領域や資源をめぐって争っていたわけだ。しかし昔の人の残した言葉に触れるにつけ、その器の大きさを感じてしまう。
大昔、小さい範囲を治めていた人の言葉の方が、現代大きな範囲を治めている人の言葉より核心をついてくるのはなぜだろう。思うにそれは想像力の大きさなのではないだろうか。
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