この記事では、「Google検索で1位を取るサイトを作って公開するという授業」の内容について書いています。
わたしはHTMLとCSSをテキストエディタで入力させてホームページを作る授業を担当しています。
しかも今年は1年間も「HTML5」という担当しました。「1年間も!」といったのは、
「今時サイト作成なんてHTML言語やCSSなど覚えなくてもブログサービス利用すれば、見た目もおしゃれなサイトが誰でも簡単に作れるじゃん」
と思っているからです。
最初のうちはサイト技術の基礎、HTMLタグサイト構造を作る、CSSを使ってサイトの見た目を整える。などとやって、検定でも受験すれば週2回の授業なら3ヶ月位で終わります。
で、基本を一通り終えたらあとは何をするのだ?となる訳です。
そこで次にわたしが考えたのは自分で作ったサイトを公開することです。公開するにはサーバが必要です。お金をかけたく無いのでサーバは、無料のレンタルサーバを利用しました。
無料のレンタルサーバを利用するには、メールアドレスによる登録が必要です。ここでも無料のメールサービス(Gメールなど)を利用しました。スマホを持っている学生でもメールの利用方法や、レンタルサーバの知識はほとんどありません。
こうした登録から何から全部学生本人にさせると勉強になります。なぜならパスワード管理やサイトを公開するアップロードの仕組みなども学べるからです。
ダウンロードは普段やったことのある学生でもアップロードはせいぜいTwitterくらいだからです。Twitterでつぶやくだけではウェブの仕組みは学べません。
自分のパソコンで作ったデータが世の中の不特定多数に届かせるためにはどれだけ大変な作業かが分かればまずはOKではないでしょうか?
でもこれでは1年も持ちませんね。
次に考えたのは、習ったことを生かしてネット検索の1位に自分の作ったサイトが表示されるということです。
要するに「Google検索で1位を取るサイトを作って公開する」ということを実践してみるのです。
その際、学生には敵を知ってもらうことから始めます。
最初に行うのは、「ポケモン」などとGoogleで検索させることです。
下のリンクをクリックしてみてください。
Googleでポケモンを検索した結果が表示されます。
注目して欲しいのは、左上あたりに表示される
約 136,000,000 件 (0.55 秒)
などという表示です。
これは、Googleのデータベースに「ポケモン」で登録されているサイトの数です。
同じ日に見ても件数は刻一刻と変わります。まあ、これだけ有名なキーワードならかなりの数でしょう。(実際1億件以上です!)
これは敵が多すぎます。ですから次に「ポケモン」「ピカチュウ」「わたあめ」などと複数のワードで検索させるのです。
一気件数が減りませんか?
「ポケモン ピカチュウ わたあめ」の検索結果 – Google検索
約 57,100 件 (0.34 秒)
こんな感じで、各自の趣味にあったサイトをキーワードを利用して作ってもらいます。
例えば、てんとう虫の雑貨が好きな学生がいたとして、キーワードの「てんとう虫」「雑貨」だけでは、検索件数が多いので、もう1つ検索ワードを加えて、「てんとう虫」「雑貨」「消しゴム」にしてみるとか考えさせます。
授業ですが、1位を取るという成果がほしいです。ですから、わたしの授業の目安として検索結果の件数が1万件〜3万件を目安に学生にキーワードとサイトのテーマを考えさせました。
わたしは、実際に自分でも手本としてサイトを作ってみました。
わたしはレゴブロッグで自由に何か作ることが好きです。
以前レゴで作った漢字をサイトにしてみました。
検索ワードは、「レゴ 夢 漢字」です。
2019年1月15日時点では、1位にきているのがわたしの公開したサイトです。(一応URLは、http://itj.html.xdomain.jp/google1/index.html)
このサイトは、約324,000件中1位でした。(2019年1月15日時点)
わたしの作ったサイトを見てもらえば分かりますが、何も凝ったことはしていません。写真に一文が添えられているだけのシンプルなページです。(しかも文章が途中!)
まあ、今回1位になったのは、他にやっている人がいなかったからだと思います。でも1位になると気持ちのいいものです。
公開してから検索結果に表示されるには、早くて2週間〜1ヶ月と言われています。
実際わたしの場合は、2ヶ月ほどかかりました。
1位になった学生には、評価として「優」としてあげようと考えています。
SEO対策、モバイル対応など1位になるためには、色々学ぶこともあります。
実践が大事かと思います。
「Google検索で1位を取るサイトを作って公開するという授業」の内容は、以上です。
なんでも1位って嬉しいじゃないですか。
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