「そうだよなぁ」とつぶやいた学生が教えてくれたのは、ゲームを作る際の大事な考え方だった。
その学生はサイトに書かれていたことに納得して「そうだよなぁ」とつぶやいたのだったが。
「このシューティングゲームの当たり判定、ときどききちんと出来ていない。直そう!」
「グラフィックが今ひとつだ。このエフェクト部分を派手にしよう!」
たぶんこれは技術的なことやデザインを偏重する人が陥りがちな考え方だ。
わたしは技術屋でもデザイナーでもなんでもないが、そういった考えに陥ることがある。
プログラムのif文できちんと判定されているかどうかが凄く気になったりする。
学生が教えてくれたことは、極めてシンプルなそして大事な視点からの考え方だった。
要するに、ゲームをプレイするユーザは、そのゲームに「当たり判定の厳密さ」を求めているわけでも「きれいなグラフィック」を求めているわけでもなく、「プレイして面白いか」だけなのだ。
もちろん「面白い」の中身は人により「爽快感」だったり、「謎解きの快感」だったり「コミュニケーション」だったりするわけで、その人の求めているものに合致すればいいのだ。
『プレイしてくれる人あってのゲーム』というシンプルな考えを今日は学生から学んだ。
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