PDF形式は便利ですよね。
現在出回っているパソコンであれば、MacやWindowsなどOSを問わずに利用できます。
印刷だけするのであれば、相手にPDF形式の書類を渡せば、相手のパソコンにワードやイラストレータなどのアプリケーションがインストールされていなくても印刷できます。
そしてなにより、PDF形式にするとJPEGなどの画像形式に変換したときと違い、印刷したときにギザギザにならず、綺麗に印刷できます。
わたしは、イラストレータ9という古いバージョンしか使っていませんので、申し訳ありませんが、このバージョンでの方法です。
この方法は、イラストレータ9で複数枚印刷できないときの対処方法としても使えると思います。
1.まずは、開いた書類の「ファイル」メニューから「書類のカラーモード」を見て、「CMYKカラー」をになっていることを確認します。
2.Ctrlキー + Aキーを押して、すべてを選択します。
3.「文字」メニューの「アウトラインを作成」を選びます。
これは、相手の環境に自分で作成した書類で使っているフォントが入っていないときに表示されないことを防ぐためです。
アウトラインにすれば、フォント環境は関係なく使用できます。
その代わりフォントの変更等の編集は不可能になります。
4.「ファイル」メニューで「別名で保存…」を選択します。
ファイルの種類の項目で、「Adobe PDF」を選択します。
5.保存メニューが表示されます。
「ファイルの互換性」は、なるべく高いバージョンにして、一応「Illustrator編集機能を保持」にチェックを入れておきます。「オプション」の部分は、全てチェックをはずします。
以上です。
拡張子がPDFの書類が保存されます。
印刷するときは、余白部分がうまく印刷されないときもあるので、Adobe Readerなどの印刷メニューで調整してみて下さい。
ところで、イラストレータの9や10では、WindowsVista以降のOSで印刷しようとすると、1部ずつしか印刷できません。
Adobeでも対応のパッチなど出していません。
わたしからすると、新しいソフトを買えといっているようにしか思えません。
ひどいですね。一流メーカーのすることではないです。
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