「ミニマリスト」なる言葉や生き方みたいなものが流行った時期があった。(今も流行っているのか?)
語源を調べたら、英語圏ではミニマリズムという言葉がすでにあって、そこから派生したのがミニマリストという言葉だ。
ミニマリズムは芸術分野の言葉としてすでに存在していて、過剰な装飾を排した芸術やデザインということらしい。そう考えると初期のiPhoneはまさにミニマリズムで、きっとスティーブ・ジョブズはミニマリズムに傾倒していたのだと思う。(本人の黒いタートルネックにジーンズという見た目も含めて)
ミニマリストは、「最低限のモノを所有して暮らす生き方」みたいな形で使われることが多い。
最初にこの言葉を聞いた時、わたしは「かっこいいじゃん」と思った。
でもよくよく考えたら、貧乏なら「最低限のモノを所有して暮らす生き方」は自然と実践できるはずだ。
物価が上がり、収入は物価上昇ほどは上がっていかない現代の日本人の多くは、急がずとも皆ミニマリストになれそうだ。
どうせ将来ミニマリストになってしまうなら、電化製品や車、家などといった物理的なモノを減らすだけではだめだ。
この際、スマホやウェブサービスのアカウントなども「最低限のモノを使って暮らす」ようにすれば、本当のミニマリストになれると思うのだがどうだろうか。
ただし、今のところスマホを手放して、ネット接続もしないような現代の仙人みたいな生き方を実践する勇気は、わたしにはない。
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