昼間、ツバメのヒナが1羽巣から落ちていた。
2メートルちょっとある高さの巣から落ちても怪我はしていないようだ。
ヒナとはいえ、こちらが想像しているより身体は丈夫にできている。
我が家の周囲は野良猫がたむろしている。カラスも多い。
運よく猫やカラスに見つからずにすんだようだ。落ちたヒナは何をするでもなくきょとんとした顔でデッキの上でじっとしていた。
ヒナの巣は我が家のデッキのひさし部分にある。脚立を使えば、何とか届く高さだ。
ここは素直に元の巣に帰すべきだと思い、手袋をしてそうっと手のひらにヒナを持って巣に帰してやった。
帰したとき、気になったのはヒナの数に対して巣の大きさが狭すぎるのではないかという事。
今回5羽のヒナが巣にいた。帰すときに気づいたのだが、他の4羽の身体の大きさに比べて落ちたヒナは一回り小さい。押し合いへし合いしているうちにこのヒナは落とされたのではないか。そんな気がした。
夜、寝ているとデッキの方からがさがさ音がする。しばらくすると「ピーピー」鳴き声が聞こえてきた。
悪い予感は的中した。
落ちてきたヒナは、今回も一番ちび助のヒナだった。
夜中だったので、とりあえず段ボール箱に入れて朝になったら対処を考えようと一緒の部屋で寝た。(結局、段ボール箱の中でがさがさと動き回るので寝れなかった!)
朝、とりあえず餌をあげた。
本能なのか近くに食べ物をもっていくと口を開けて食べようとする。
だしをとるのに使い柔らかくなった煮干しと卵焼きをあげた。普通に食べていた。
ちび助は、元の巣に行けばまた次も落とされる。
ただ、わたしはツバメの親になるつもりはない。ツバメはツバメの子だ。
考えたあげく、ツバメの巣もどきを元の巣の近くに設置した。
落ちたちび助が入っているのは、先日スーパーで買った2個パックの桃の容器だ。一応、下の板に打ち付けてあるのでずれたり落ちたりはしない。ヒナは落ちる場合がある(笑)
元の巣と新しい巣との位置関係はこのようになっている。
親はしばらく新しい巣を無視していたが、途中で新しい巣の前でホバーリングしてヒナがいることに気づいたようだ。(ただ、餌をあげている様子はまだ見ていない)
元の巣と新しい巣の様子
追伸
その後、また別のヒナが元の巣から落ちていた。
よって、新しい巣の住人が2羽になった。(元の巣は3羽、そのうち逆転するのではないだろうか)
ちび助の上に乗っているのが、新しい住人。このままだとまた落とされるぞ!がんばれちび助!
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