みんな年をとる―老齢化社会を生きる知恵 (PHP文庫)/邱 永漢(著)
を読んだ。
印象に残った言葉
年をとることについての他人の体験は役に立たない/人は40歳になってみなければ、40歳の心境はわからない/50歳にならなければ50歳の心境が理解できない…
たぶん20代だったらこのタイトルに見向きもしなかったと思う。
この本を、お金がない人が読むと怒りだす人もいると思う。
年収が300万円にも届かない人にとっては、お金がないので考えなくて良いことばかりのように感じた。
ただお金を持っていて、生活に余裕がある人はこういった考えが多いのかとも思った。
「生涯現役」という言葉も著者は好きなようです。
本の前半は上に書いた印象に残った言葉がでてきて、理解できた。
後半は「不動産が資産運用にはいい」とか「年をとったら、外国ぐらしも考えてみる」「相続は早いうちに考えておく」などの項目はう〜んとなってしまう。
どちらが良いかは、その人が決めることなので。
相続に関して言えば、私は子供には何も残したくはないです。
冷たいようですが、自分の子供でもやっぱり「他人」です。
子供には、今まで与えた(そんなに与えてはいませんが)体験と知識を使って世の中たくましく生きていって欲しいです。
私は年をとったら、若い人に道を譲る方がいいと思っています。
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