続・夢十夜/第六夜『かけっこ』

アイキャッチ未登録画像 長崎瞬哉(詩人)

こんな夢を見た。

クラスのみんなで、二人一組かけっこをしている。
わたしの番がきた。

わたしの隣は、好きな女の子だった。
いいところを見せようとして、わたしは思いっきり駆けた。

ゴールして振り返ると誰もいなかった。
わたしは一人で駆けていた。

もっと、ゆっくり走れば良かったのだと思った。

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