祖母の遺品である本をわたしはいただいてきた。
段ボール箱で5つほどあった。

本の表紙の裏やしおりには色々なメモ書きがあった。
ここに祖母からの言葉として記録しておく。
島崎藤村から最近の『天地明察』まである。

本は孫であるわたしやわたしの妹たち、祖母の子供たち(4姉妹)が買ってきたものなのでバリエーション豊富だ。

「虫メガネ」 たぶん愛用の虫メガネをどこかにしまい忘れたのだろう。

「あき子より 二十年(平成)五月もらう」
本をくれた人の名前が基本的に記してある

「19(平成?)十一月十四日晴美からもらう」
たまに新聞の切り抜きが入っている
これは天皇陛下御在位二十年記念式典について
「詳細は首相官邸HPにて」とあるが、祖母はHPの意味を知っていたのだろうか?

「年々歳々人同じからず」
いい言葉だ
ここで一句

「みどりなる 木々さわやかに 五月ばれ」
俳句もたしなんでいたようだ

「うわばみ(大酒のみ)」
なぜ、うわばみ?

「台風十三号(平成元年八月六日)千葉に上陸(銚子沖)
午後二時現在長野は雨」
「たまり場」一応メモする必要があったのだろう

「六十谷(むそた)」地名と思われる
「祖ですり合うも多生の縁」 ことわざですな

「10月9日
修一達親子が
午前10時すぎに
かへる」
「かえる」は「かへる」と書きます

「群青色(ぐんじょういろ)」
いちおうこんな色
↓
「ひきだしに入れる(お金)」
タンスの引き出しにお金を入れる(隠す?)、というToDoメモです。
祖母のメモ書き【その2】へつづく


コメント