3車線の真ん中を走っている時、落ち込む瞬間

そういう気持ち

日本の高速道路には3車線の区間が存在する。
わたしがよく利用する常磐道なども割と長い距離に渡って3車線の区間がある。よほど前に遅い車がいない限りは、大抵真ん中の車線を走ることになるのだが、気持ちが落ち込む瞬間がある。

流れに合わせて真ん中の車線を走っていると、追い越し車線とわたしの左側(3車線の一番左側の車線)から同時に抜かされる時だ
真ん中の車線を走っていて、追い越し車線の車に抜かされる場合は、「まあそんなもんか」と構えていられるのだが、なぜか両側から同時に抜かされると自分が遥か後方に置き去りにされた感じがして、気が萎えるのだ。

ああぁ

といった感じだ。

自分の両側を走っている車が申し合わせて抜かしている訳ではないので、本当にタイミングがたまたま同時だっただけなのだが、抜かされた方は感情的には落ち込むものだ。

翻って、タイミングが重なってしまい気持ちが落ち込む瞬間というのは、人生の様々な場面で遭遇する。1日に2回弁慶の泣き所をぶつけてしまう家で親に怒られた後、学校に登校したらすぐに先生に叱られてしまう、とか。彼女にフラれた日に飼い猫に噛まれた、などなど。2つの事柄が運悪く同時にふりかかって来ると、2倍以上のものとして、感情に跳ね返ってくるから不思議だ。

高速道路の話に戻すが、3車線の道は一番左側をゆっくりと走っている分には、落ち込む瞬間や腹を立てる瞬間は少ない。でもこれがなかなか出来ないものだ。
人生はそういうものだ。

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