映画『恐怖新聞』を観ると得られるもの
ずばり令和の時代ではお目にかかれなくなった時代の遺物たちだ。
以下のものが見たい方はこの映画を見ることをおすすめする。
- 女子高生のルーズソックス
- ポケベル
- ボディコン(ファッション)
- 男性が女性を車で送迎する
- 仕事から帰宅した父親がソファでくつろぎ、母親は家事をしている様子
- 通信カラオケ
- ディスコ
特に通信機器のポケベルなどは現代で言えばスマホが該当するのだろうが、知らない世代がみるとピンとこないだろう。
映画に登場する俳優のファッションや髪型は、現代からすると笑ってしまうかもしれない。(なんでこんなに肩パッドが入った服着てるの?とか)
遊ぶシーンは、カラオケとディスコが登場するのもこの時代ならではだ。
個人的には、映画の舞台は都会なのに男性が恋人の女性を車で送迎しているのもなんか変な感じがした。
ある意味突っ込みどころ満載の映画
最初の恐怖エピソードは、人形みたいな幽霊がへんな声と走りで延々と追いかてくるだけなのだが、突っ込みどころ満載だ。
屋上で泣いている女の子のシーンは、最初のうち怖い。しかし、泣いている女の子が振りかえったとたん笑うしかない。
主人公の女子高生の父親がかなり変だ。(演技も変)伏線がありそうな言動がいくつかあるのだが、最終的に何もない。
個人的に一番突っ込みたかったシーンは、結局何が起きたののか分からずじまいの狂気のカラオケボックスのエピソードだ。あまりに変すぎて書きようがない。
まとめ
つのだじろう原作の漫画「恐怖新聞」を実写化した映画が1996年制作の『恐怖新聞』だ。
映画は、主人公の女子高生が遭遇するいくつかの恐怖エピソードを集めた内容で、いわゆるB級ホラー映画だ。
原作とは違うし、演技はくさいし特殊効果も文化祭の映画なみにひどい。
ところが視点を変えてみると、時代の遺物や突っ込みどころ満載の内容で、意外にも損をした気がしなかった。
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