我が家のお茶の間から洋間に向かう途中には2階に通じる階段がある。
階段の先には窓があって昼間は明るいのだが、階段の先にある部屋は全くといっていいほど使われていないため、夜になると階段の先が真っ暗になる。階段の上にいくにつれてだんだんと暗くなる。
夜、洋間に行く途中、階段の先を見上げる気にはどうしてもなれない。
「本当にあった怖い話」みたいなテレビ番組などを思い出して、薄暗い階段の先に何かひそんでいるのではないかと不安になってしまうからだ。長い髪の女の人?真っ白い顔の子供?いや猫がいたって怖い。
日本の家は昼間でも薄暗い。
縁側があって日中は明るい場所でも、障子や襖を閉め切ってしまうと家の中は薄暗い空間と化す。部屋の中に日本人形でも置いてあれば怖がるのには十分だ。(もっとも、我が家は日本人形が置いてなくても置いてあるような雰囲気の家だが)
昼間、階段を上がってみた。
この前閉めたはずなのに部屋の戸が開いているはなぜだろう。
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