近所に「富士山と海の見える住谷山」という看板があるため気になっていたので登ってみた。
結論から言うと大方富士山は見えません(笑)
場所
住谷山(すみやさん)
〒311-4331 茨城県東茨城郡城里町岩船
住谷山ふもとまでのみちのり
冒頭写真の看板の場所から説明する。
国道123号の大桂大橋入口の交差点から岩船地区方面(といっても書いてないが)に入って道なりに行くと「富士山と海の見える住谷山」の看板が右手に見える。
看板の場所のGoogleマップの地図(ちなみにGoogleストリートではこの看板が設置される前の写真になっているため写っていない)
住谷山に行くにはこの先を道なりにいくことになる。
住谷山は、住谷という地区名でもあるので緑色の看板の住谷を目指していく事になる。
最初に断っておくが、冒頭の看板以外では住谷山を示す看板はこの先見つからないので注意!
そんなわけで、住谷山のふもとまでが分かりにくいため、道なりに順を追って紹介。
この辺りは岩船地区といわれているだけあって、岩盤が強固な岩で覆われている。
ほこらみたいになった岩の中に石像がまつってあったりする。
馬の病気と安全を祈願した石碑、馬頭観世音(ばとうかんぜおん)。
岩船川という小川が流れているのだが畑にいくための木の橋がいくつもある。
また石垣のような塀も多い。
住谷を示す看板はこれが最後。住谷を目指します。
先ほどの看板にもあった石船神社(いわふねじんじゃ)。
車をここに止めて住谷山を目指すのが一番よろしい。(わたしは下の看板から歩いたので、ここに来るまでに疲れました)
石船神社はおすすめです。ぜひ行ってみてください。
小川が流れて物の怪と会話ができる所です。
御神木と大藤の木にきっと圧倒されるはずです。
途中二手に分かれるところでちょっと迷いますが、赤い屋根の家を右手に見て左に進みます。
またもや二手に分かれます。
白いガードレールが見える左手の道を進みます。
白いガードレールが近づいたらまた二手!
ここは右です。
最後はT字路(これも二手ですね!)左に行きます。
すぐにお墓が見えるので分かります。
お墓の向かいには貯水槽のような沼があります。
住谷山を登る
ここが住谷山の入口です。
道の幅は人が一人通れるくらい。しかも常に進行方向に対して斜めになっている道なので歩きにくいです。
この日は2月の寒い日でしたが、快晴で落ち葉の音が心地よい日でした。
落ち葉が大量で、細く斜めに傾いた道。正直落ち葉で滑って恐いです。
雨が降ったあとは登らない方が吉。
途中このような忌竹(いみだけ)というのでしょうか?はってありました。
横にこのような石碑が。
廿三夜塔は、「にじゅうさんやとう」と読むようです。昔はここで月の出をまって宴会をしたようです。確かに月のマークがある!(⇒ 廿三夜塔とは – コトバンク)
石碑の上の石も面白い形で、足形のようなくりぬきがありました。
何か意味がありげですが、石は何も語りません。
倒木があちこちにあるのですが、道をさえぎるような倒木は全て切ってありよく整備されているのが凄いと思います。
何か建物のようなものが見えたら頂上は近いです。
頂上の手前が急角度で降りる時は二本足で降りられないくらいくらいの急角度です!
頂上に到着。
ちょっとショックな光景です。ちなみに後ろのつぶれた建物はかつて山を半分所有する地元の富豪が別荘代わりに立てたらしいです。兵どもが夢の跡といった感じ?
どうしてもつぶれた建物に目がいってしまうが、本体はこちら。
ほこらの上に標高302mの住谷山の証が。
頂上は木が多くて見通しが悪い。正直眺めが悪い。富士山はどこだい?
空を見上げるしかなかったです。晴れてて良かった!
住谷山まとめ
ふもとから頂上までは20~30分。
石船神社まで車で行き、そこに車を停めてから登るとよい。
落ち葉が多い急な道は滑りやすいため、落ちている強そうな枝を杖として使うと安全。
頂上は眺めが悪く、「やったー感」がない。しかし落ち葉の滑りと急な勾配の道はスリルがある。
頂上より、途中の廿三夜塔の石碑があった辺りの方が眺めがよい。(地元の方の話だとそこからは海や日立市のエレベーター塔や水戸県庁が見えたりする)
ここまできたら途中の石船神社にぜひ行こう!
【動画】住谷山の山道
落ち葉を踏みしめる音が気持ちいいです。
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