東日本大震災から11年が経つ。
福島第一原発の周辺はどうなっているのか茨城から国道6号線を車で飛ばして行ってみた。
出発が遅かったため、福島第一原発への到着が午後5時を過ぎてしまった。辺りは暗くなってきていた。
それでもこれが大被害を受けた場所かと思えないようなきれいな海岸線があり、スーパーやレストランが営業していた。
道沿いではマラソン練習している人やら部活動から帰る学生など、なんらこれまでと変わらぬ生活をしているように見えた。
ただ、日が落ちて富岡町から双葉町付近を通過したとき、わたしはある違和感に気づいた。
暗くなっているのに住宅や店舗の灯りがついていないのだ。
アパートや住宅も数多くある。レストランや電器店、衣料品店もある。
しかし、通常は営業しているだろう夕方6時をまわった時間帯、どの店舗も暗かった。
よく見ると駐車場は草に覆われている。
住宅の駐車場にそのままになった車は風雨にさらされ動いていないことが見て取れた。
大熊町では、
この先帰宅困難区域により通行止め
の看板が国道6号から海沿いに入る道路に散見していた。
この辺りでは、放射線量の電光掲示板が1.277μシーベルト/hといまだに高い値を示していた。
(ちなみに茨城県水戸市では0.08μシーベルト/hくらい)
家や店舗が沢山あるのに灯りがついていないというのはどこか不気味だ。
11年を経た今現在、福島第一原発付近はいまだゴーストタウンだ。
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