栗山

そういう気持ち

樹木の成長は早い。
自分の植えた栗の木が成長していつの間にか大きくなっている。
植えたときは自分の背丈より小さかったのに気づけば枝に手が届かないくらいになってしまっていた。

自分の植えた木とはいえ、家から少し離れた場所に植えたので、普段はほとんど目にしない。本当に「気づけば」という表現がぴったりだと思った。

樹木と一緒にしていいのか分からないが、子供の成長も早い。
喜ぶべきか悲しむべきか、気づいたら口では言い負かされるくらい生意気に成長してしまっている。
口喧嘩なら子供が小さい頃はこっちがほとんど全戦全勝で勝っていたのに、今では連敗につぐ連敗。

ん?もしかしてわたしの父や母もこんな風に考えていたのだろうか。
聞いてみようかと思ったが、もう父と母はいなかった。

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