本の読み方

本の読み方が最近変わった。
同時に数冊の本を平行して読むようになった。
2012-07-23 at 06.02.55b&g
若いころ20代30代では、わたしは一冊の本を読むまでは、次の本を読むことはあまりしなかったように思う。
自分の中では、その本に悪い気がしてあまり面白いと思わなくても最後まで読んでいた。


例えば同時に何冊か本を買った場合でも、これと決めたらその本から読んでいた。
途中で本当につまらなくて読まなくなった本も何冊かはある。
その本を再度読んでみようと思うことはない。
40代にはいってからは、同時に並行して何冊かの本を読んでいる。
同時代をまわりの人たちと平行して生きていくように、本を読んでいるときもその登場人物たちが息をしているのが感じられる。
なぜ平行して数冊の本を読むようになったかと言うと、途中でその本に対して「息をつく」ことを憶えたからだ。
人生でも自分のしてきたことを振り返ったり、途中で「息をつく」ことが多い。
別の本の登場人物たちの時代背景が違っていても、それらを読んでいるわたしの中では同じ今を生きているような気がする。
だから自然に読んでいる本を途中でも別の本に切り替えられるようになった。
本の読み方を他人に教えてもらう必要はないが、わたしは過去の自分から本の読み方についていくつかを学んでいるように思う。

行動でもなんでもしだいに息をするように変化していくのかと思う。

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